INTERVIEW

SHOW-YAデビュー30周年! 限界知らずで進化するバンドのいまを封じ込めた、安室奈美恵ら参加の新作『PROGRESS』を語る

SHOW-YAデビュー30周年! 限界知らずで進化するバンドのいまを封じ込めた、安室奈美恵ら参加の新作『PROGRESS』を語る

デビュー30周年を迎え、限界知らずで進化するバンドのいまを封じ込めたニュー・アルバム『PROGRESS』!!

 89年、TVCMで日本中に響き渡ったヒット曲“限界LOVERS”を、まったく新しいアレンジで、高度なテクニックと迫力を持ってリレコーディング。最近のSHOW-YAが放つ超絶なパワーとグルーヴが、物理的な圧迫感を伴って鼓膜にねじ込まれるこのヴァージョンの感覚は、いままで味わったことのない新鮮なものだった。恐るべし、デビュー30周年を迎えた魔女たち……。

 「デビューした頃のポップな音楽性から、だんだんハードなロックになっていった歴史みたいなものをアルバムに入れられたらいいなと思って、再レコーディングにもチャレンジしてみた。いまのほうが圧倒的にハードな音だから、その音で新たに昔のあの曲を残したかったのね」(寺田恵子、ヴォーカル:以下同)。

SHOW-YA PROGRESS ユニバーサル(2015)

 最近では音楽番組のみならずヴァラエティー番組などでその姿を見かけることも多くなった彼女はそう語る。昨年10月にはX JAPANGLAYなど男性バンドの曲をカヴァーした『Glamorous Show~Japanese Legendary Rock Covers』を、今年5月には沢田研二矢沢永吉など男性ソロ・シンガーの曲をカヴァーした『Glamorous Show II』を発表。その2枚のアルバムを経て、満を持して作り上げたのが、通算10枚目のオリジナル・アルバム『PROGRESS』なのだ。

 「ロックだけど、言葉やサウンドがとても聴きやすいのがSHOW-YAだと思うし、そこは昔から変わっていないところ。過去があって、いまの自分たちがいて、そして次のステップに進むという気持ちで作った作品だから、今回もそこは変わらないし、誰にでも聴けるアルバムになったと思うよ」。

 いまや、女性だけのバンドも数多くなり、街中で楽器を担いだ女子たちを見かけることも珍しくなくなった。そういうバンド女子たちから〈姐さん〉と慕われていたりもする寺田恵子は、華奢なボディーからF1マシンのエンジンを積んでいるようなパワー感を放っている。普通ならば〈怖そう〉と思ってしまうかもしれないが、イメージとは逆に、楽しそうによく笑う柔らかな印象の女性でもある。そんな彼女からのラヴコールで安室奈美恵が〈もうひとつ〉の“限界LOVERS”に参加し、スペシャル・トラックとして寺田恵子とヴォーカル・バトルを繰り広げていることも、本作の話題となるだろう。

 「〈好きなもの〉がテーマになっている番組が昔にあって、そこで安室ちゃんが“限界LOVERS”を挙げてくれて、私が歌いに行ったの。そんなこともあって今回誘ってみたら、快く引き受けてくれたのね。わたしの若い頃と声がちょっと似てるかなぁって思って、すごく楽しかったよ」。

 そういった出会いもあれば、アマチュア時代にメンバーだったギタリストが当時作ったオリジナル“A VIEW AFTER DARK”や、SHOW-YAがプロデュースするイヴェント〈NAONのYAON〉で共演しているアーティストたちがコーラスで参加した“Rock Love”といった曲もある。まさに過去から現在、そして未来も見えるようなSHOW-YAの音世界が広がるアルバム――だからこそ〈進化〉〈進歩〉という意味を持つタイトルがよく似合っている。

 「過去がすごかったよねとか、昔は売れてたよね、というところで評価されたくない。いまの自分たちで評価されたいからね。それに、バンドなんだから、歌だけじゃなくて、それぞれのメンバーのテクニックや思いとか魂も聴いてほしいなぁ。この熟女たちの生き様を、ね!」。

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