『ファルセット』から約1年ぶりとなる新作は、〈うたとギター〉にフォーカスを合わせてシンプルかつフォーキーな方向に寄った内容に。映画「恋につきもの」と同名の主題歌を改作した“ゆうれい”をはじめ、明快で目鼻立ちが端正なメロディアス・チューンがひしめき合い、このシンガーの歌声が持つ名状しがたい温かさを繰り返し確認させてくれる。本人のコメント通り、彼のこんなポップな作品、確かに2度とお目にかかれないかも。

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2013年作『LIGHTS』収録曲“THOUSAND MOON”