新世代のロックンロール・ヒーローと目される東ロンドンの4人組が、アシッド・ジャズより放った新作。一聴するだけでバンドの成長が感じられ、勢い任せという印象だったドラミングは手数を増やしながらもタイトに引き締まり、ギターもハッとするほどメロディアスなフレーズが増えた。疾走感に壮大さを加え、ドラマティックな音世界がアルバム全体に広がっている。キンクスラーズへの愛を爆発させた渾身の一枚だ!