ちと早いけど、梅雨の準備はお済みですか?

何か書かにゃいかんなぁ、と思いつつ、特にテーマのないGWでございます。皆様、いかがお過ごしでしょうか? これからしばらくは春の陽気になるようで、いい気候ですな。しかし、その後はジメジメとした梅雨。紫陽花は綺麗だけど、雨続きは気が滅入りがち。そんな季節を楽しめるような、もしくはどこまでも落ち込んでいけるような曲でも拾ってみようとかテキトーに自分のライブラリーを掘り起こしてみました(笑)。

古今東西、雨をモチーフにした曲はことのほか多いのですが、今回はタイトルのみならず、楽曲の雰囲気などからも選曲してみました。みなさんも雨ソングを集めて在宅DJでもやってみたら楽しいかも知れません。オンモに出るのは苦痛ですから(笑)。

 

EURYTHMICS “Here Come The Rain Again”

天気悪いUKそのまま、といった感じの楽曲が多いユーリズミックス。この時代のせいもあるかとは思いますが、ポップでありながら内省的で陰鬱。好きです(笑)。メンバーであるアニー・レノックスデイヴ・スチュワートって昔恋人同士だったって、知ってましたか? 私、さっきWiki見て知りましたよ。2人で音楽活動を続けるために、恋人関係を解消したそうな。その辺のドライさも音楽性には出ているのかも。

 

THOMPSON TWINS “Hold Me Now”

ということで同時代のUKをもうひとつ。別に歌詞などはまったく気にしていないという乱暴な選曲ですが、この曲は私の中では雨なのだ。しかし、それは憂鬱な雨ではなく、温かい雨。大切な人を思い出しなら、微笑みながら窓の雨粒を見ている、そんな感じ。うん、おじさんの書くテキストじゃないね…。

 

BILL EVANS “Here's That Rainy Day”

すみません、改めて書くのも恥ずかしいぐらいの名曲でございます。ビル・エヴァンスが全編ソロでピアノを弾いている『Alone』から。多分、雨の日中はずっとこれだけでOK、みたいなアルバムですよ。まだコレクションにお持ちでない方は是非。家で本でも読みながら心の静養をはかるにはもってこいです。

 

■ PAUL SIMON “Still Crazy After All These Years”

なぜこの曲が雨の曲なのか? それは、私にはこの曲を雨の日に泣きながら聴いていた若き日があるからです(笑)。好きだった子にフラれて、号泣しながら聴いていたあの日は、雨でした。音楽は思い出とともに生き続けます。歌詞も泣かせる…(T_T)。

 

■ SLAYER “Raining Blood”

最後は、今までのマッタリ感台無しのへヴィー・メタル。〈スレイヤーは雨の日によく似合う〉と評したのは、私のメタルの師、大学時代の友人である。はじめは意味が分からなかったが、程なくしてその真意が汲めるようになった。確かに雨の日はスレイヤーだ。窓を叩く雨に背中を向け、部屋の電気を消して、頭をうな垂れて聴く。その世界へ没入できること、間違いなし!

 

雨は外出が面倒になるから、天気の良いうちに準備しておかないとね(笑)。

P.S.
ちょいと古めの曲ばかりになってしまいましたね。すみません。次から新しいのも入れるようにします。