3枚目のミニ・アルバムは、初のベッドルーム・レコーディング作品。簡素なリズムからシューゲイズ・サウンドへと展開するなかで迷いや葛藤を告白する“夜の砂漠と月の光”、ディープなエレクトロニカに乗せて喪失感を歌う“六畳銀河”と、いつになく内省的な作風となっている。とはいえ、彼ららしい雄大なサウンドスケープも健在で、ボン・イヴェールにも通じるような、メランコリックかつ美しい楽曲が胸を打つ。