鳥の鳴き声とフィールドレコーディングに幕を開けたかと思うと、非現実世界を具現化せんとばかりにシンセの応酬。突如日本語による神話説法の様なものが女声により語られ、（ハワイ語、英語、フィリピン語も登場）民謡音階がさらに謎のエスノを召喚する。日系ハワイアンのフランク・タバレスによって1975年に自主制作された、全てがシンセで作られた初のハワイ音楽とも言われる当アルバム。マーティン・デニーやニューエイジ思想の影響も感じる妄想世界（?）が爆発した圧倒的な奇盤。また、COMPUMAによる当作品を下敷きに制作された初のソロ12インチも別途リリースされる。こちらも要注目だ。

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COMPUMAによる12インチ『The Reconstruction of “Na Mele A Ka Haku”』