15年をしぶとく生き抜いてきた自信は、2000年のデビュー作『Deep In The Game!』を意識させる表題からも明らか。LAのサウスランドをシメる首領の新作は、ドレーの“Kush”を参照した“Rolling Through The Hood”での威風堂々たるオープニングから充実しまくりだ。極太Gビーツを走らせながらメロウ系も織り交ぜ、食客のコールド187umが多くの曲で担うフックやコーラスも効果的。チカーノ界隈に止まらない佳作である。