キース・ケニフの動きが何やら活発化している。9月のヘリオス名義作に続き、今度は4年ぶりとなるゴールドムンドとしてのアルバムを発表。こちらの名義はピアノを中心としたもので、従来通り音数は少なく、作りもシンプルだ。多少のミスも味に変えるインプロでの録音はプライヴェート感たっぷり。ピアノ練習曲用に作られたゴンザレスの最新作にも通じるような、優しいメロディーに酔う。坂本龍一とのコラボ曲も収録。