ソフトなウェストコースト風のオーガニック・ソウルやクリス・レアっぽいブルース・フィールのAORから、エド・シーラン的なフォーキー・ポップまで、多彩ながらもそれらをひとつに繋いで聴かせるバランスの良さとスムースさに驚かされる。まだ18歳だそうだが、ポップ・リスナーとしての引き出しが相当広いのだろう。メロディーメイクのセンスは抜群だし、柔らかな歌声の響きも心地良い。瑞々しいのに郷愁成分もあり。