メジャー復帰後の第2作は、前作同様にバンドや打ち込みによる多彩なアレンジが聴きどころ。CMソング“よー、そこの若いの”の4つ打ちに驚いた人は“トム・ジョード”のEDM化した間奏にも驚くだろうが、いまを生きる音楽家としてこの挑戦はアリ。青春パンクやフォーク・ロック路線は当然似合うし、例えどんな音でも、隣の兄ちゃん的な目線で人生教訓を歌う言葉の説得力は変わらない。芯がブレない人はやはり強い。