UKのブルース・ロック・バンド、ホークスのフロントマンがジャズ歌手に転身していたとは。これはナット・キング・コールのカヴァー集で、キングの影の部分に迫るというテーマがあるようだ。蒼白く煙ったナイトクラブを思わせる、ブルージーな演奏とレイジーな歌声。ミステリアスな雰囲気を漂わせた“Nature Boy”ほか、ゾクッとする耳触りの曲が連なっている。プロデュースはベルギーのピアニスト、エリック・レニーニ!