弱冠15歳の恐るべき才能による初作。幻想的かつ深い闇を纏ったような世界観の楽曲はすべて自身のプロデュースによるもので、Eerie Wind製のシンセが全体を覆うダウンテンポなトラックと、影を帯びた語りかけるようなラップに惹き込まれる。アーバンでディスコティークな“湾岸MIDNIGHT”、シニカルかつ辛辣なリリックが飛び交う“Ankoku Shonen”ほか、その引き出しの多さと音楽の咀嚼度にただただ驚くばかりの逸品。