制作された本国イギリスよりも作品的知名度が高いことで有名な映画『小さな恋のメロディ』がとうとうBlu-rayとなる。今までのDVD版もそこそこの画質で満足できたが今回のBlu-ray化には到底かなわない。更には日本語吹替えが3パターンも収録されLDにしか聴けなかった冨永みーな版メロディが入っていることが個人的に一番の目玉。子供の恋愛映画と思って軽い気持ちで観ると、実はあまりに副作用が強い映画だと思い知らされる本作。大袈裟かもしれないがイギリスの伝統的な保守主義を若者の行動、言葉を通して変えていく様は、数年後のパンク・ムーブメントに繋がるように思える。