映画『キック・アス』で注目を浴びたマシュー・ボーン監督の最新作! 今や英国紳士役を演じさせたら右に出る者はいないと言っても過言ではない、あのコリン・ファースを必殺仕事人として演出した本作。観る者が予測できない方向にへと物語が突っ走って行く快感には、とにかく脱帽! 少々、ハッとさせられる際どい演出もあるが、そこにコメディ的な要素も入れてくるあたりなどは、『キック・アス』でも魅せた監督の十八番。また、監督が影響を受けたであろう映画のオマージュがさりげなく入るあたりなども本作の大きな見どころの一つだろう。マシュー・ボーンの名前だけで品質保証されたも同然。