今月のZOKKONディスク1・2・3・4・5・6!
鈴木香音のラスト参加となるシングルはトリプルA面。“泡沫サタデーナイト!”は津野米咲(赤い公園)のペンによるあっけらかんとしたグルーヴィーなディスコです。他2曲はつんく♂らしい逸曲で、'14期の聖性を帯びた“The Vision”は至高、仰々しい“Tokyoという片隅”は重厚。
上國料萌衣が加入して最初のシングルは、5月に卒業を控えた田村芽実を含む九位一体の最後の結晶。そんな状況に宛てた児玉雨子の詞も力強い“次々続々”は平田祥一郎が作編曲したクールな佳曲です。つんくが久々に関わった“恋ならとっくに始まってる”は果汁の迸る感じ。
スクールカースト上位臭(?)をフル解放した“舞いジェネ!”に続く勝負作。引き続きディスコ路線の“おしえてシュレディンガー”は志磨遼平(ドレスコーズ)の詞曲にCHOKKAKUのフィリーな意匠が冴え、既聴感バリバリながらもこれは抵抗不能です。もう1曲はKEYTALKの首藤義勝が提供!
himeを加えた新体制に移行して、ついにメジャー・デビュー・シングルが登場しました! 斬新なMVがバズったアッパーな表題曲は昨年の“ワンダーグラウンド”に続くSUIのプロデュースで楽しさを炸裂させます。ALI-KICKによるカップリングの“リリスクのうた”もホロリとくる出来。
2012年に始動した大阪の現5人組が満を持してメジャー・デビュー! 初顔合わせのSCRAMBLESに制作を仰ぎ、ぴらぴろ系の元気な表題曲も安定ですが、田仲圭太による“にじースターダスト”はダジャレのような曲名と裏腹な儚いメロディックEDMで最高すぎ。これは月間ベスト級でしょう!
5周年記念ツアーのファイナルで★を☆に改めて心機一転したらぶどるのアルバムは、前作同様のベスト的なラインナップ! ドラマティックな新曲“BRAVER”を筆頭に、レーベルを跨いでシングル5枚を網羅し、さらに現編成で再録した初期の人気曲“蒼い空を望むなら”なども加えた入門編です。