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Party Rockets GT
今季最高のサマー・チューンを打ち上げるよ!!!!!

 ポップソングの題材としてもっとも人気の季節は……言わずもがな。毎年のようにサマー・ソングは数多く生まれていて、それはアイドル界においても例外ではありませんが、ことParty Rockets GTに関しては、その前身からあまり季節感を気にしないハードで刹那的な曲調を主軸としてきました。が、2月の“虹色ジェット”から半年ぶりのニュー・シングル“真夏のマジ☆ロケット”は、もう曲名そのまんま! ※出嶌孝次

Party Rockets GT 真夏のマジ☆ロケット Rocket Beats(2016)

NANASE「ちょうど4月のワンマンでサプライズで発表があって。めっちゃ嬉しかったよね」

FUMIKA「そう、何より夏に夏の曲が出せるっていうのが嬉しくて!」

AYUMI「すごい元気な曲。サンバです」

HARUKA「明るい雰囲気で、お客さんとみんなでノレる感じになりました」

HIMEKA「衣装が赤とシルバーっていうのも、いままでの黒白のイメージとは違うよね」

 そんな衣装と同様、ホイッスルで始まるサンバと軽快なギターの唸るハード・ロッキンな意匠を組み合わせたアレンジは、新鮮なノリと従来のパティロケ感を折衷したもの。「HIMEKAの自撮りがいちばんリアルです(笑)」(FUMIKA)という楽屋風景から海へ……(?)というMVもユニークですが、“虹色ジェット”に続いて歌い出しをHIMEKAが担当し、HARUKAが落ちサビまで歌わず踊り続ける歌割の変化も、この5人でやれることの幅が広がった結果のトライに思えます。

 そんな振り幅は、3曲用意されたカップリングにも明らか。まず、重いリフが耳を惹く“Have a nice party”は、帰国子女のAYUMIならではのナイスな発音が光るハード・エッジなナンバーで、個々のドヤ顔が浮かぶような歌いっぷりもかっこいいです。

AYUMI「英語で煽ってるんですけど、日本語の歌詞の部分も英語っぽく聴こえる歌い方をしてて、かっこいい海外の曲みたいになってます。自分でも鳥肌が立ちましたね(笑)!」

NANASE「パリピ感というか。ダンスもけっこう大人セクシーな感じだよね」

HARUKA「間奏では細かいフリがなくて、自由に動いてみんなで盛り上がれる曲です。私はパリピ感がまったくないんですけど(笑)、この曲はノリノリになれます」

 一方、ロック・バンドのミソッカスが提供した“革命センセーション”は、転調と緩急の激しいラウド・ナンバー。これもライヴでの盛り上がりを約束してくれるでしょう。

HIMEKA「パラパラのフリも好きだし、音が止まって〈レボリューション♪〉〈センセーション♪〉って歌うところが可愛くて好きです。あと、全員で歌い継いでいくラップみたいなパートに注目してほしいなって思います」

 そして、表題曲と同じく吉水孝之×三宅英明コンビによる“イニシャルはFという希望”は、疾走感バリバリな王道のパティロケ節に。

NANASE「ギターもかっこいいし、サビも耳に残るし、この曲がいちばん好きなんです。声のトーンも私に合ってて」

FUMIKA「いちばんパティロケっぽいよね。今回の4曲ではいちばんダンスの激しい曲で、私は歌が苦手ですけど、大事なパートをいただいたのでがんばっています(笑)」

 そんな真夏仕様のシングルと共に、熱い連戦に挑む5人。グループでもTIFなどのフェスやイヴェント出演を重ねつつ、HARUKAは〈@JAM〉ナビゲーターのNAHでも活動を始め、HIMEKAは〈ミスiD 2017〉のセミファイナリストにも選ばれたばかりです。

NANASE「去年の夏はまだ5人が出会ってなかったので、今年はいろいろな舞台に出演させていただけることに感謝しながら、みんなで楽しんでいきたいです」

HIMEKA「この夏が凄く大事だと思うんです。定期ライヴも毎月やってますし、次にまたワンマンがあった時にはもっといろんな人に来ていただけるように、この夏でパティロケと新曲を広めたいです」

FUMIKA「ひとつひとつ大切に盛り上げていけたらなって思いますね。タオルを持ってライヴを観に来てください!」