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夏を駆け抜けたpax puellaのセカンド・シングル

 東北在住の5人組ガールズ・ユニット、と書くと何かを思わざるを得ない人もいるでしょうが……平均年齢は12.2歳、洗練されたダンス&ヴォーカルを見せて支持を広げているグループ、pax puella(パクスプエラ)。もともとは前身のmImiとしてDorothy Little Happyの妹分的な位置付けで活動をスタートし、2014年に“lucky star”でメジャー・デビューも果たしていた経緯は多くの人が知るところでありましょう。そこから今年3月に改名して心機一転、坂本サトルのプロデュースで活動再開。5月にファースト・シングル“1! 2! 3!”でデビューするや話題を集め、早いペースでセカンド・シングル“リングを駆けろ!”をリリースしてきました。

pax puella リングを駆けろ! avex trax(2016)

 ボクシングを恋愛に準えたタイトル曲の溌剌とした賑やかさからもわかるように、坂本らしい采配と純情な歌唱の作法が絡めば、先輩たちのかつての姿に近い色が滲み出てくるのは当然でしょう。洒落たディスコ調の好曲となるカップリング“青・蒼・碧”も“Get Lucky”的というよりはDLH版の“nerve”っぽく響いたり、“デモサヨナラ”の蒼さもあったり……あれこれ抜きで素直に楽しむのがいいでしょう!

 

 

新体制となったiDOL Streetから新作が続々!

SUPER☆GiRLS ラブサマ!!! iDOL Street(2016)

 6周年を祝った6月の〈iDOL Street Carnival〉にて発表された諸々の変革を受け、各々が新体制で熱い季節を走り抜けてきたiDOL Streetのグループたち。7月のGEMに続き、前島亜美を新リーダーとする〈第3章〉に移行したSUPER☆GiRLSが、約1年ぶりのシングル“ラブサマ!!!”をリリースです。季節の風物詩、スパガの夏曲といえばアクの強い印象もありましたが、今回は初起用した多田慎也板垣祐介のマナーもあり、往年の48式に通じるフラットさで軽快に攻めているのが大きな変化。新加入の5名で贈る“恋は初心者マーク”にも注目でしょう。

 

Cheeky Parade Hands up! iDOL Street(2016)

 一方、メンバー2名の留学を受けて7人編成でがんばるCheeky Paradeは、新体制での初シングル“Hands up!”を完成。ヒゲドライバーの詞曲を彼の率いるヒゲドライVANがパンキッシュにアレンジした威勢の良さは、7人の熱い意気込みを伝えるかのよう。要注目です~。