それぞれに充実ぶりを見せるメンバー5名の別プロジェクトにも注目!
多様な背景を持つメンバーによって2006年に始動したTRI4TH、ここでは各々の活動を関連作と共に紹介しておきます。写真左から……まず、藤田淳之介(サックス)は、TRI4TH参加前からユニットでメジャー経験もあるキャリアの持ち主。また、それ以前の99年に音大の仲間たちと結成したサックス四重奏ユニット=ATOM SAXOPHONE QUARTETでは、ついに初めてのアルバム『atmosphere』(ATOM SAXOPHONE QUARTET)が登場したばかりです。
続いて、2012年にバンドに加入した竹内大輔(ピアノ)は、サックス奏者の郷原繁利と組んだBridgeや、自身の率いるトリオでも活動し、ジャズに限定しない鍵盤奏者として幅広く活動中。昨年にはDaisuke Takeuchi Trio名義でのサード・アルバム『Voyaging』(Fauvisme)を発表しました。
また、センターに陣取る織田祐亮(トランペット)は、J-Popのスタジオ録音/ライヴ参加から、CM音楽やミュージカルまで、作・編曲家としても経験豊富なプレイヤー。ギタリストの君塚世和と組むアコースティック・デュオのORI-TOSHIでは、2014年にカフェ・ムードな初作『Trip Drippin'』(port)を残しています。
さらに伊藤隆郎(ドラムス)は、昨年リリースの『qualia』(Playwright)も記憶に新しいPRIMITIVE ART ORCHESTRAの一員として、このレーベルのサポーターには馴染み深い名前のはず。過去にはTHE VICKERSやTHE MANでロックンロールやスカにも取り組んできました。
そして関谷友貴(ベース)は、LAMA在学中の20歳でリーダー作を自主制作し、近年も山木秀夫や類家心平らとのライヴ盤を出すなど、自身のレーベルで独自の音楽を推進。三味線や島唄とジャズを融合する黒船(竹内も参加)では、昨年に2作目『BREAKTHROUGH』(Peace Of Cake)をリリース済みです。こうした個々の充実も現在のTRI4THの勢いに繋がっているのでしょう!