I Don't Like Mondays.のグルーヴとアティテュードに通じる男前な作品たち

DNCE Swaay Republic(2015)

“Cake By The Ocean”がようやく日本でも浸透してきた、ジョー・ジョナス率いる〈ファンク・ポップ・パーティー・バンド〉のファーストEP。ファッショナブルな佇まい以上に、多様な音楽的背景をシンプルにまとめ上げるセンスがIDLMsに通じるところ。

 

DURAN DURAN Paper Gods Warner Bros./ワーナー(2015)

色男ぶりを放ちながら鮮やかに時代と踊り続け、結成40年も間近な元祖ハンサム集団が近年の参謀であるマーク・ロンソンらと仕上げた最新アルバム。旧知のナイル・ロジャーズも迎えたポジティヴなグルーヴ感は、『FASHION』にも備わっているものだろう。

 

MAGIC! Primary Colours Sony Canada/ソニー(2016)

意匠は異なるが、豊富な音楽的ヴォキャブラリーを用いて瑞々しいポップ・バンドとしての色を屈託なく出してくるあたり、どこかアイドラにも通じるマジック!。同じくポリスの今日的な解釈に取り組んでいる点も含め、見ている地平には近いものがあるはずだ。

 

KEITA FRAGMENTS ポニーキャニオン(2015)

w-inds.の同年作でも時代の空気を存分に吸い込んでみせた彼だが、ポップで洒落た先鋭性とスウィートな歌唱を高次元でしなやかに融合させる試みは、このソロ作でも継続されている。クールに気取った美意識の部分でアイドラとは通じる部分があるのかも?

 

ED SHEERAN X Warner UK/ワーナー(2014)

表面的なヒット規模はもちろん、数字ではない部分で世界中に浸透し、スタンダードな存在となったエド・シーラン。アコースティックな“Photograph”から、軽快でファンキーな“Sing”まで、トレンドを超える歌心の存在はIDLMsにとっても重要なエッセンスだ。