DOTAMAの2016年をプレイバック!

 2016年に大きく名を広げたDOTAMAだが、それをバトル以外の面から振り返れば、3月に結成した4人組バンド・FINAL FRASHの存在が大きいのは間違いない。メンバーはthe telephones松本誠治長島涼平THE SUZANRieという手練揃いで、ミニ・アルバム『FINAL FRASH』でのDOTAMAは変幻自在な歌唱を駆使して〈ヴォーカリスト〉としてのユニークを見せつけた。一方、前年の『ニューアルバム』に続く〈ラッパー作品〉としては、Kuma the Sureshotとのコラボで『DIRECTORY』を10月に限定リリース済み。ここからはNAIKA MC客演の“北関東BLUES”がベスト盤に収録されている。ベスト中のアルバム未収録曲でいうと、「フリースタイルダンジョン」のスペシャル回でチームを組み、見事に優勝した掌幻+Dragon Oneとのトリオ曲“WINNERS ~Monsters War~”もここで聴けるのは親切だ。

 そんななか、他アーティスト作への客演もこの先は増加していくはず。2016年でいうと、まずGASHIMAを擁するWHITE JAMのベスト盤に収録の“Die in TOKYO”で共演したのは記憶に新しいし、アンジキジョイ×SAKA the GAMIのタッグ作では“DAYDREAMER'S”に登場。変わり種ではEBiDANの少年ラップ団、MAGiC BOYZのシングルでMCマヒロと“イラっとするコト”を披露している。実に多才ぶりの窺える多彩さじゃないか。