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ジョージ・ハリスンの『Gone Troppo』と並べて聴きたい作品たち

CULTURE CLUB Kissing To Be Clever Virgin(1982)

80年代前半のUKではラテンやカリブ音楽の要素を採り入れることが流行っていた……って考えると、『Gone Troppo』と本作はわりと似た立ち位置のように思えるわけですよ。もしこの時期にジョージがよりダンサブルな音を志向していたら、ファンカラティーナの名(迷)盤が出来ていたかもね。 *雑色

 

BILLY PRESTON,SYREETA Billy Preston & Syreeta Motown(1981)

『Gone Troppo』収録の“Dream Away”でコーラスを担当したシリータ(ジョージ作品で女声を使うのは比較的レア)と、同ナンバーを含む4曲に参加している盟友のビリーが放ったデュオ作。80s丸出しのライトなサウンドが満載で、逆にそれがイマっぽく聴こえるんだからおもしれえよな! *鮫洲

 

PAUL McCARTNEY Tug Of War MPL/Parlophone(1982)

大コケした『Gone Troppo』に対し、同年リリースの本作は全世界で大ヒット。シリータの元夫、スティーヴィー・ワンダーとの共演曲が全米1位に輝いたのも皮肉めいているよな。確かにポールのソロ作でも屈指の名盤だけど、どっちがイマの気分にハマるかって言ったら……答えは明白だろ! *鮫洲

 

HIPPO CAMPUS Landmark Transgressive/Hostess(2017)

〈タワレコメン〉にも選出されたこちらの4人組は、トゥー・ドア・シネマ・クラブの系譜で語られることが多いミネソタ発のインディー・バンドです! 爽やかなのに少し陰りのある歌メロはモロにジョージっぽいし、随所で聴けるトロピカルなギターも『Gone Troppo』と通じるものがありますよね! *三崎

 

HUSH MOSS It Takes A Lot Average Negative/インパートメント(2016)

ベルリンから自転車に乗って登場したこの男、もしかすると〈現代版のジョージ〉だったりして? 紳士的で線の細いメロウな歌声もそうだけど、シンセやアコギを巧みに使ったトラックと全体から漂う心地良い脱力感は、『Gone Troppo』を下敷きにしたんじゃないかと思えるほどだわ、にゃはは。 *雑色