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ニュー・メタルの第2次ブームが到来か?

 レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの面々がチャックDやB・リアルと共にプロフェッツ・オブ・レイジなる名のもとでコテコテのラップ・メタルを鳴らしたかと思えば、リヴィング・カラーも8年ぶりにカムバックし、インキュバスはスクリレックス(フロム・ファースト・トゥ・ラスへ電撃復帰して完全ロック・モード!)を共同プロデューサーに迎えて久々のヘヴィー路線へ。さらに〈リンキン・パークの弟分〉としてマシーン・ショップからデビューしたノー・ウォーニングはリユニオン後の初アルバム『Torture Culture』を……と、かつてのミクスチャー人気を支えた面々が活発に動いていた印象の2017年。日本でも結成20周年を迎えてエピックに復帰したRIZEやDragon Ash(こちらはデビュー20周年!)による、原点回帰的なアルバムが話題を集めましたよね。

 一方で、ONE OK ROCKやハリウッド・アンデッドらリンキン・チルドレンを筆頭とする後進たちも着実に成長し、エスキモー・コールボーイなどエレクトロニコア勢の作品でも期せずしてニュー・メタル・リヴァイヴァル的なサウンドが目立つように。そろそろどデカイ第2次ブームが起こりそうな予感です。 *山西絵美