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――さっき6131レコーズのショーン・パトリック・ローレル(Sean Patrick Rhorer)さんがいて驚いたんですが、一緒に来日しているんですよね。6131は『Sprained Ankle』を最初にリリースしたレーベルでもありますが。

「ショーンの存在に気付いてくれて嬉しいわ! 彼は6131の頃からずっとレーベル・マネージャーを努めてくれていたんだけど、私が去年マタドールに移籍することになってからは、別のエージェンシーを通して個人でマネージャーを続けてくれているの。

今回は私にとって初めての日本だったけど、ショーンは何回か来たことがあったから、一緒に来日してくれてホントに助かった」

――レーベルを移ってからもいい関係が続いているのは素敵ですね! あなたがマタドールに移籍することになった時って、彼らはどんなリアクションでしたか。

「とても喜んでくれたわ。最初に6131とサインした時も、〈僕たちは小さなレーベルで、目的はアーティストを育成することだ〉って言われていたし、快く送り出してくれたと思う。確かにマタドールはグローバルで巨大なレーベルではあるけど、私の生活や活動をしっかり尊重してくれて、スタッフのみんなも魅力的な人ばかり。

それに、レーベルの考えを押し付けたりするのではなく、〈アーティスト自身がどうなりたいか?〉というヴィジョンを大切にし、そのために必要な機材やツールを提供してくれるの。アーティストを中心に考えてくれるし、決してビジネスライクな付き合いではないから、居心地がいいわよ」