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ハンガーの『Strictly From Hunger』と並べて聴きたい作品たち

THE DOORS The Doors Elektra(1967)

ドアーズやジェファーソン・エアプレインら西海岸のサイケ・バンドに憧れ、LAへ移住したハンガー。オルガンを主軸とする演奏スタイルは、まさにドアーズそのままって感じだぜ! けどよ、2本のギターと複声コーラスによる分厚いサウンドは、4人組のドアーズとは異なる6人編成ならではの強みだよな! *鮫洲

 

CAPTAIN BEYOND Dawn Explosion Warner Bros.(1977)

ディープ・パープルの初代ヴォーカリスト=ロッド・エヴァンスが結成したバンドなんだが、天空の言う通りこの3作目で歌っているのはハンガーのメンバーだ。音楽性はだいぶ違い、こっちはコズミックなハード・ロックだけどな。それにしてもドラマーからシンガーへの転身って思い切ったよな。 *鮫洲

 

TEMPLES Volcano Heavenly/HOSTESS(2017)

ルックスのみならず、陰影のはっきりしたガレージ・サイケなサウンドを取っても両者は似ているでござるよ。というのも、ハンガーの意外なほどポップなメロディーはビートルズやバーズを意識しているように思えてならないのでござるが、テンプルズもその2組の遺伝子を継承しているでござるからな。 *天空

 

ザ・タイガース 1968-1971: BLUE DISC ユニバーサル(2013)

グループサウンズには同時代の洋楽のモードを換骨奪胎的に採り入れていたバンドが多かったので、ガレージやサイケなナンバーもたくさんあるでござるよ。ブームを牽引したタイガースも後期にはサイケ調の曲があるでござるし、何より歌謡曲風の泣きメロがハンガーに通じるでござる。 *天空

 

TY SEGALL Freedom's Goblin Drag City/SIGNS & SYMPTOMS(2018)

初めて聴いたとは思えないほど『Strictly From Hunger』が耳に馴染んだのは、ハナの好きな西海岸のサイケ・ガレージ番長、タイ・セガールに似ているからかな。歌メロのキャッチーさはもちろん、この新作では得意のファズ・ギターに加えてオルガン入りの曲もあるしね! *三崎