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Uruの音風景を織り成すトオミヨウの仕事ぶりにも注目!

 9月のシングル“remember”に続き、今回の新曲“プロローグ”でアレンジャーを務めているトオミヨウ。それ以前から石崎ひゅーいのプロデュースや土岐麻子の近作における仕事ぶりが高く評価され、Uruとは彼女のデビュー曲“星の中の君”を共作、以降も“フリージア”の編曲を担当してきた仲だが、今年に入って彼の名を見る機会がさらに増えたという人も多いことだろう。

 手の合う土岐にはまたも傑作となった『SAFARI』で貢献する一方、今年になって顕著なのは平井堅のシングル“トドカナイカラ”や、菅田将暉の“さよならエレジー”といったヒット・ナンバーのアレンジ仕事。繊細な男声とのマッチングでいうと新進シンガー・ソングライターのSano ibukiとは初作『EMBLEM』の4曲で手合わせしてもいる。もちろん、クアイフの『POP is YOURS』や、あいみょんのシングル収録曲“あなたのために”など女性ヴォーカルとの空気の作り方は絶妙。さらには番匠谷紗衣のメジャー・デビュー曲“ここにある光”を共作するなど、Uruとの実績を買われたような仕事もある。他にも安藤裕子からNEWSまで携わる作品の幅は広く、この先もさらなる活躍が期待できそうだ。 *轟ひろみ

トオミヨウが関わった2018年の作品を一部紹介。