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1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「岡山県出身です。小さい頃から市民ミュージカルに参加したりして人前に出るのは好きでした。

高校生の時、クラスメイトから誘われたバンドの話が、知らない間に空中分解してしまったことがあるんですが 〈楽器弾いてるわたしかっこいいかも〉を諦めきれずに(1人でも成り立ちそうだからという理由で)アコースティック・ギターを始め、今に至ります。

バンドは去年末行った自身のワンマンライブ〈一寸先、闇〉のために集めたメンバーだったんですが、演奏も人柄も大好きで〈一度きりにするのは勿体なさすぎる!〉思ってそのまま〈一寸先闇バンド〉を結成しました」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「中学・高校時代、友人に引かれるくらいの嵐ファンでした。ギターを始めてから今まででオススメされるがままにいろんなアーティストを聴くようになって、その時その時で好きだったり、影響をモロに受ける音楽は本当にたくさんありましたが、おそらく一番根っこは(2010頃までの)ですね。(笑)」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“フレンドゾーン”

「友人は、わたしのことを友人だと思っているんだろうか、何か失礼なことをして嫌われたりしてないだろうか、という悩みがぐるぐるしてる時期に作りました。

事あるごとに友人関係に悩んできたので、ちょっとしたことで〈うわぁぁ〉とフラッシュバックしたり、街中で似ている人を見かけるだけでドキッとしてしまう経験がそのまま歌詞になっています。

英語圏のファンの方に〈この歌詞“フレンドゾーン”て単語じゃん〉と教えていただいて、このタイトルになりました」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「2年半前に上京したときから高円寺に住んでいて、上京当時から仲良くしてもらってるグッナイ小形さんの音楽、というか歌詞がとても好きです。

活躍されているのをSNSで見て〈お互い頑張ってるな〉と元気をもらっていますが、特に最近発表された“きみは、ぼくの東京だった”のMVで何回か泣きました」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「自粛期間中、バンドメンバーとLINE上でやりとりする中で最近聴いてる音楽の動画を教え合うというのをやって、ビートルズを除いてほぼ初めて洋楽に触れました。

特にTash Sultanaを見たときは〈ここまでグルーヴと仲良くなれたら楽しそう!〉と強く思いました。この方、どの映像見ても本当に楽しそうで大好きです。それがきっかけで、今はYouTubeのNPR Musicチャンネルにハマっています」

6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「7月29日にタワーレコード限定流通、デジタル配信にて、一寸先闇バンドから『一寸先闇』。おーたけ@じぇーむずから『一寸先闇 おひとりさま』という2枚のEPを発売します。

バンドとソロは同じ楽曲でやっているんですが それぞれ違う良さがあるので、それを探す意味でも、たくさん聴いていただけたら嬉しいです。

一寸先闇バンドはまだまだ生まれたてのバンドなので 広くたくさん知って欲しいですし、おーたけ@じぇーむずはライブが思うようにできない間に音楽的にもっと深く、いろんな曲を書けるようになりたいです」

 

最後の回答にもあったとおり、一寸先闇バンドはデビューEP『一寸先闇』を、おーたけ@じぇーむずは『一寸先闇 おひとりさま』をタワーレコード限定流通でリリースしました。バンド・サウンドを楽しめる前者と、彼女の原点であり核を楽しめる後者。おーたけ@じぇーむずという音楽家の2つの側面を知ることができる、充実の2作です。ぜひ2作とも店頭で手に取って、その耳で確かめてみてください。

 


RELEASE INFORMATION

一寸先闇バンド 『一寸先闇』 (2020)

おーたけ@じぇーむず 『一寸先闇、おひとりさま』 (2020)