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1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「中国です。東京を中心にラッパー/プロデューサーとして活動しています」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

Kendrick Lamar “Alright”

Princess Nokia “Morphine”

Beyoncé “Formation”

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“DIE YOUNG”

「“DIE YOUNG”は日本語で製作した私の1stシングルです。メロディーはマイクの前に立って宇宙語でフリースタイルをし、一度のレコーディングで作ることができました。HOOKは何も考えずに自然と〈DIE YOUNG〉、〈DIE YOUNG〉と繰り返し歌っていたので、曲のタイトルをそのまま“DIE YOUNG”にしました。笑笑。

〈ドリーミーなメロディーとサイケデリックなトラックで表現した二度と戻れない青春の夜〉をイメージして作った一曲です」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「最近Lil Yanという台湾人のラッパーの友達とよく一緒に曲を作っています。去年11月30日に『Trendsetter -弄潮兒-』というミックステープを出しました。その中に入っている“上海 2020”という曲は彼と初めて一緒に作った曲で評判が良く、12月22日に彼と二度目のコラボをし “Tokyo 2030”という曲をリリースしました。そのOfficial MVはYouTubeで観ることができます」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

Tierra Whack “Whack World”

Roy Blair “YOU WERENT ENOUGH” 

DPR IAN “No Blueberries (feat. DPR LIVE & CL)

6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「今後の活動としては、毎月シングルを配信する予定です。また、様々な国のミュージシャンとコラボして行きたいと考えています。

先日、あっこゴリラさんの楽曲にフィーチャリングさせて頂きました。リリースは4月になると思います。同時期にMVも公開されると思うので、ぜひそちらもチェックしてください。

そして、私のYouTubeチャンネルの方でも、カヴァーやリミックス、自身の楽曲のMVなど毎週更新する予定です。YELLOW HUBというアジアのアーティストのMVなどを発信するプラットフォームでも今後MVを公開していきます」

 

彼女の力強いリリックや変幻自在なフロウは、影響を受けたアーティストに挙げていたKendrick LamarやPrincess Nokiaに通じるものがあると改めて再認識しました。またヒップホップ・シーンの新鋭で、かつ主流とは異なるオルタナティヴな音楽が魅力のTierra WhackやDeb Never、Rico Nastyなどは、幅広い音楽性で多くのリスナーを魅了している点でCaTEye(猫眼以太)と共振しているとも感じました。

最後のコメントにあった〈YELLOW HUB〉というプラットフォームの活動は、とても興味深いと感じました。彼らは、日本をベースとして主に日本と中国のアンダーグラウンド・ヒップホップを世界へ発信しているとのことで、CaTEye(猫眼以太)をはじめ、さまざまなアーティストのMVがYouTubeチャンネルに公開されています。アメリカの〈Lyrical Lemonade〉のようなクリエイティヴでおもしろいプラットフォームなので、日中のアンダーグラウンド・ラップに興味のある方はこちらもぜひチェックしてください。

 


RELEASE INFORMATION

CaTEye(猫眼以太) 『Trendsetter -弄潮兒-』 (2020)

 TRACKLIST
1. Welcome to Shibuya ~ようこそ、渋谷へ~
2. Burn The Party! [Explicit]
3. DIE YOUNG
4. 上海 2020
5. 青春
6. BF(Nobody's like you)
7. HONEY
8. DIE YOUNG(Chinese Ver.)
9. 上海 2020(Chinese Ver.)
10. Welcome to Shibuya ~ようこそ、渋谷へ~(Special Ver.)

★配信リンクはこちら