リイシューに休みはありません

WAYNE DAVIS 『Wayne Davis』 Black Fire/Strut(1976)

 どうもこうもない状況! まずはケンタッキー出身のピアニスト/シンガー、ウェイン・デイヴィスの76年作『Wayne Davis』(Black Fire/Strut)が世界初CD化。アトランティック発の初作もロバータ・フラック制作の人気盤でしたが、こっちはワンネス・オブ・ジュジュなどで知られるブラック・ファイアに残されたレアな2作目で、鬼太グルーヴィーな“Look At The People”や曲調がコロコロ変わるスピリチュアルな“Love Is”、スウィートな“Morning”など、チャーチな清しさと洒脱な演奏、イナタい歌い口の絶妙な案配がたまらないです。

WILLIAM STUCKEY 『Love Of Mine』 Symplex/Athens Of The North(1979)

 さらには、みんな大好きAOTNから、ウイリアム・スタッキーの79年作『Love Of Mine』(Symplex/Athens Of The North)が初リイシュー。バリー・ホワイト風のメロウ・エレガンスが快い“The First Time”を筆頭に、行儀のいいディスコやタイトなファンクも印象的な佳作です。 *出嶌孝次