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――お客さんが増えても客層のよさが変わってないのがすごいですよね。平和な空気を保ったまま大きくなってきて。

Nao☆「あ、そうだね、人気が出てくると荒れちゃったりするっていうもんね」

“光のシュプール”初回限定盤Bジャケット

――現状、すごい勢いのある感じではないけども、地道に上がってきてるじゃないですか。焦りとかって出てきたりします?

Megu「そうですね。タワーさん入る前は仕事ものんびりやって、焦ることがあんまりなかったんですけど、今年はNegipeciaとか“サンシャイン日本海”とか、話題が尽きない状態にしてもらえたので」

Nao☆「結果を残さなきゃいけないっていうのはあるんですけど、そこまでの焦りはまだ感じてないです。ただ、今回のシングルがもしオリコントップ10に入ったら、その次の目標が何になるのかっていうところがやっぱり……。ライヴの規模を大きくするのか。Twitterもフォロワーがどんどん増えてきてる状態で、どこからNegiccoの情報を聞いてここにたどり着いたんだろうとか思ったりするので。いま思ってるのは、もうちょっとライヴにお客さんが来るかたちになったらいいなって」

――3年前のインタビューの時点でLIQUIDROOMでワンマンをやりたいみたいな話はしてたんですよね。そう思うと、ようやくリキッドに辿り着いた感があって。3年前の時点では、しばらくワンマンやってないから、いまはワンマンをやることすら不安だって話してたから。

Megu「今年はワンマンをすごくいっぱいやらせてもらってて。Kaedeが大学卒業したので県外にも行けるようになったりとか、この前も仙台でワンマンライブしてきて、宮城の方にも〈来てくれてありがとう〉って言われたり、いろんな県の方にそうやって言ってもらえることが多くて。いままでは東京と新潟でしかほとんどやってなかったので、そういう出会いも今年は多かったですね」

“光のシュプール”通常盤ジャケット

――この3年間、メンバー仲のほうは変化もなく?

Nao☆「やっぱり仲のよさが長続きの秘訣でもあると思います。ケンカとか、めちゃめちゃ激しいのもあったりしたんですけど、いまが一番落ち着いてるっていうか。みんな大人になって成長してきてるからこそ、いろんな経験を楽しめたり、いまみんなが一番ちゃんと乗れてる時期かなって思います」

――Twitterを見てるとそれが伝わりますよね。たぶんいま一番状態がいいんだろうなって。

Nao☆「そうですね」

Kaede「そこに救われてるところも結構あります」

――いつぐらいにギクシャクしてたんですか?

Kaede「めっちゃ最近(笑)」

――え!?

Kaede「ギクシャクじゃないけど、もうヤバいんじゃないかと思った瞬間が一瞬あって。でも、ホント一瞬ですけど」

――何がきっかけだったんですか?

Nao☆「アルバムの話だっけ? 大ゲンカしたんですよ。Tパレさんに入って、めちゃめちゃ忙しくなかった状態がちょっとずつ変わってきてるときに、自分の感情を抑えられなくなってバチバチッてなったので」

――お互い余裕がなくなってきちゃってた。

Nao☆「その余裕がないなかでも、自分たちでリズムをつかめるようになってきて。それで 、やっぱり大人になればなるほど、大人なりの悩みみたいなものをみんなで話したりして」

Kaede「ケンカしたことは覚えてるんですけど、なんでケンカしたのかあんまり覚えてなくて」

Nao☆「お互いがバチバチ変な違和感みたいなのがあったんですよ」

Kaede「全然覚えてない(笑)」

――そこは変わってないですね、次々と忘れていくスタイルは(笑)。

Kaede「ホントにポンポン抜けていくんですよ」

Nao☆「あのときは余裕がない雰囲気がみんなにあって」

Kaede「そうだっけ? わりとサッパリ忘れちゃうっていうか」

――ギクシャクしてるときもずっと一緒にいなきゃいけないから、しんどいじゃないですか。

Nao☆「そうなんですよ。ひとりになる時間がないから余計に。ここで一緒にいたらみんなを巻き込んじゃうのにいなきゃいけない、でも自分の気持ちもセーブできないし」

“光のシュプール”7インチ・シングル ジャケット

――そういうときも取材があったりライブがあったりするわけですもんね。ぽんちゃはケンカに気づいてはいたんですか?

Megu「全然わかってないんですよ」

――ダハハハハ! さすが(笑)。

Megu「そんなことあったっけ? ……って思ったんですけど」

――「いつの話してるんだろう?」みたいな(笑)。

Megu「そうなんです(笑)。あったっけ?」