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邦楽アクトの注目ポイント

――邦楽アクトも見どころが盛りだくさんですが、大きいところではRADWIMPS、それに解散を発表したFACTが決まっていますね。

「この2組は目玉として考えていました。RADWIMPSは、東京公演のみですがマリリン・マンソンと絡みたいという要望もあって。お互いカリスマ的なアーティストであり、すごく背が高いという共通項もあります(笑)。この並びは面白いですよね。それに対抗して、大阪はプロディジーとマンソンという強力な2組が並ぶ構成です」

――〈SUMMER SONIC〉ならではの流れですね。

「一方のFACTは、〈SUMMER SONIC〉に思い入れがあると話してくれて。解散の意志も聞いたので、ガッチリと〈RAINBOW STAGE〉でトリを務めてもらおうと思いました」

――邦楽アクトでは、KANA-BOONは今年で3年連続の出演ですね。

「そうですね。なおかつ、今年は彼らから逆指名的に〈MARINE STAGE〉をやりたいという発言もあって(笑)。ぜひやってもらおうじゃないの、というところでしょっぱなからドーンと出てもらいます。実はこれも新しい試みで、今年の〈MARINE STAGE〉と〈OCEAN STAGE〉では、武道館クラスの日本人アーティストにトップバッターとして出てもらっているんです。朝イチからいきなりすごい邦楽アクトが出てくるという、今年の新たな挑戦のひとつですね」

――新人ながら来年に日本武道館での単独公演が決まっているSHISHAMOの出演も〈SUMMER SONIC〉らしいなと感じました。

「これは、うちの邦楽チームが〈いま出したい!〉ということで強くプッシュしてくれたんです。勢いを感じるし、僕としても異論はなかった。実際、発表後の惹きがかなり強くて話題になりました」

――斉藤和義さんや9mm Parabellum Bulletだったり、〈SUMMER SONIC〉出演が久々の方々もいらっしゃいますね。

「キャリアのあるアーティストの方々も、もちろんしっかりフォローしていきたいんです。斉藤さんにはずっとアプローチしていたんですが、〈今年はぜひ〉ということで。斉藤さんが出演する東京の〈GARDEN STAGE〉も年々よくなっていて、芝生のあるスペースで〈気持ちいい〉と言ってくださる方が多いんです。これまで山崎まさよしさんに出ていただいたり、独特の流れができつつある舞台で、ステージも拡張しながらやれるアーティストが広くなっているなか、今年は和義さんにお願いしました」