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ホールジー『Badlands』の関連盤を紹介!

THE NOTORIOUS B.I.G. 『Ready To Die』 Bad Boy/Arista(1994)

ホールジーの生まれ年に出されたヒップホップ・クラシック。彼の名前も挙がる“New Americana”ではもともとエムトゥーメイから引用した“Juicy”のフックも歌い込んで敬愛をアピっている。

 

JUSTIN BIEBER 『Purpose』 RBMG/Def Jam/ユニバーサル(2015)

起死回生を図った勝負の新作において、収録曲の“The Feeling”では早速ホールジーが客演に招かれている。フック部分で一気に音の隅々へ染み込む歌は完全に主役を食っている瞬間もあり。

 

SON LUX 『Lanterns』 Joyful Noise(2013)

ホールジーの“Hold Me Down”でループに織り込まれているネタのは、かつてアンチコンにもいたサン・ラックスの“Easy”。エクスペリメンタルな空気を放つ原曲と聴き比べてみてほしい。

 

JOHNNY CASH 『At San Quentin』 Columbia(1969)

『Badlands』のデラックス盤/日本盤ボーナスでは、このレジェンドが56年に吹き込んだ“I Walk The Line”をカヴァー。アウトロー気質に惹かれがち(?)なホールジーらしい選曲のラヴソングだ。

 

“Hurricane”や“Drive”を手掛けたティム・アンダーソンは、前後してバンクスの初作にも深く関わっていた。本作中の“Drowning”を後にリドがリミックスするなど、狙いどころが似た部分も多い。

 

LANA DEL REY 『Born To Die: The Paradise Edition』 Polydor(2012)

アートな退廃を纏うハリウッド・サッドコアをホールジーと繋ぐ人も多いかも。本作中の“Gods And Monsters”を手掛けたティム・ラコンブはホールジーの“Strange Love”も実際に制作。

 

ARIANA GRANDE 『My Everything』 Republic/ユニバーサル(2014)

複数の名義で王道ポップスからマッド・ディセント作品にまで関わるリド。今後もリズらの仕事で大きくなること必至の名前だが、ひとまず現時点でもっともビッグな例は本作中の“Be My Baby”か。