上京して10年。一流企業の食堂で働く29歳フリーターの主人公カイちゃんがイケメン社員高円寺くんに恋をした。絵を描くことが好きだった自分は過去のもの。今では何もない自分が東京で生きてく意味は彼の存在だけに。高円寺くんは大阪へ異動辞令が下り、カイちゃんは即、大阪へ引っ越す決断をする。高円寺くんの裏アカで知った発言「友達がほしい」に応えるため。恋と夢を追う暴走気味な展開。彼女が幸せになることを願わずにいられない&彼女自身が何者かになることを見つけていく、そんな展開も願う。人生は自分が思ったように好きに生きていいんだ、という当たり前なんだけど悩む人々の背中を押してくれる作品。
世良田波波「恋とか夢とかてんてんてん 1」29歳フリーターの主人公カイちゃんの恋の行方は? 悩む人々の背中を押す話題作
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書籍