90年代後期に耽美派のギター・バンドとして名を馳せたマンサンの元フロントマンで、解散後はプロデュース業に専念してきたポール・ドレイパー。そんな彼が初のソロ・アルバムをリリースした。デュラン・デュランやABCらニューロマ愛を抱きながら、サイケなドリーム・ポップに歩み寄っていて、そのモダンな作りに惚れ惚れ。持ち前のナルシシズムも健在……どころかパワーアップしているのが嬉しい。