ホイットニーやレモン・ツイッグス仕事で名高いフォクシジェンのジョナサン・ラドーがプロデュースを手掛けた、ブルックリンに住む才人ソロ・ユニットの初作。全編に渡ってモロにエヴァリー・ブラザーズ風の夢見るようなロッキン・カントリーを飄々と奏でているにもかかわらず、やたらと新鮮に聴こえるから不思議だ。半世紀以上前の音楽スタイルを、今様のインディー・ポップへアダプトしたセンスに脱帽。