人生はそんな簡単なものではないと分かっていながら、なかなかうまくいかないものだ。16歳のレイとその家族によるそれぞれの人生のお話。当事者でしか分からない感情、思いが、観ているものにダイレクトに伝わり涙無しではいられない。これもレイを演じたエル・ファニングの度肝を抜かれる演技力の高さあってこそ。終始圧巻の連続。この映画から学べることは多く、それぞれの人生の大切さ、家族の大切さ、そして家族だからこその葛藤や苦悩。最初から最後まで心に突き刺さる作品だ。決して楽な人生なんてないだろうけど、全ての人が自身で思い描く人生を歩んでほしいと思わされる。