男なら一度は通る秘密基地。空き地に、家の裏庭に、押入れの中に…囲いがあって屋根があって、友達だけしか入れない。河原で拾った宝物や親には見せられないいかがわしいもの。学校や家といった与えられた場所からはみ出して、いくらかの自己主張がゆっくりと醸成される場所。さて、大人になって、次第と家庭を持ち、家族が増え、占有スペースは減るばかり。いまこそ貴方だけの秘密基地を取り返そうではないですか。本書はさまざまの実例をもとにきっとあなたを懐かしい時間へと迎え入れてくれます。そこで取り返す何かを見つけましょう。これは開いた秘密基地のすすめなのです。