INTERVIEW

コブクロ 『ALL TIME BEST 1998-2018』 10周年とくらべて、20周年は重みも達成感も、単純にその倍ではない

コブクロ 『ALL TIME BEST 1998-2018』 10周年とくらべて、20周年は重みも達成感も、単純にその倍ではない

黒田俊介と小渕健太郎が出会い、共に同じ道を歩み始めたあの日から、この秋で20年を迎えた。30のシングル表題曲のほか、コラボレーション曲、アルバム収録曲からセレクトされた全58曲が収録された『ALL TIME BEST 1998-2018』をリリースする。

コブクロ ALL TIME BEST 1998-2018 WARNER MUSIC JAPAN(2018)

飾らない言葉とやさしいメロディー、ハーモニー。多くの、そして幅広い世代の人々の心を〈歌〉で揺らし、愛されてきたデュオ、コブクロ。それぞれストリートでライヴ活動をしていた2人――黒田俊介と小渕健太郎が出会い、意気投合し、共に同じ道を歩み始めたあの日から、この秋で20年を迎えた。

小渕「10周年の時とくらべて、20周年は重みも達成感も、単純にその時の倍ではない感じがありますね。10周年のあとの10年分っていうイメージがあったりもしますけど、ぜんぜんそうじゃないんだなって。人が成人する年齢ほどの時間を2人で過ごしてきて、たくさんの方の支えがあって今があって、そして気がつくと曲がたくさんできていて、それをいろんな人が覚えてくれたり歌ってくれたり、あの歌にはあんな想い出があって……っていう量が20年分ですからね」

黒田「それまであまり意識してはいなかったんですけど、20周年に向けてベスト・アルバムを出そうとかっていうことを話していくなかで、あれもしようこれもしようって言ったことが実現していって。たとえば、ベスト・アルバムをロンドンでマスタリングさせてもらったりとかね、予想以上におもしろい一年になってきてるんです。これは20周年じゃなくてもできたなってこともいっぱいあるんですけど(笑)、でも、20周年だからこそいろんなことをいつも以上に前向きに考えられる、普段やってないことをやろうやっていう話にもなるし、そういう意味で〈20周年〉というのは良いきっかけになってますね」

結成20周年記念日の9月8日に、メジャーデビュー前毎週土曜の夜8時にストリートライヴを行っていたという天王寺MIO前でのシークレット・ストリートライヴから始まったアニヴァーサリーイベント。このあとも続くそのなかでも大きなハイライトとなるのが、このたび編まれた『ALL TIME BEST 1998-2018』。これまで発表してきた30のシングル表題曲のほか、コラボレーション曲、アルバム収録曲からセレクトされた全58曲の中には、結成直後1998年12月に自主制作していた初期デモテープ音源がCD初収録されている。

黒田「通して聴いてみた時に、年代によって録音方法も変わっていたりとか、そういう時代の流れとかも改めて感じることができて。まだ右も左もわからないところから始まって、レコーディングではプロデューサーの笹路正徳さんにいろいろ教えてもらい、やがて自分たちでプロデュースするようになって今……っていう、想い出のアルバムを見ているような気持ちです」

小渕「シンプルに、一曲ずつ一所懸命作ってきたなあって思いますね。その時々を思い出すと、右向いて、左向いて、後ろ向いて、迷って空を見上げたり、走ったり、止まったり……ってしてたはずなのに、太い一本道ができてる。迷いもあったぶんだけ道幅が広がった気もしますし、あり得ない方向に突き進んではピンボールみたいに跳ね返ったりしたことで自分たちの人生の幅も広げられて。か細い道を慎重に歩いて来たというよりは、あちこち転がりながら走ってきたんだなあって、しみじみ思いましたね」

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