アヴィシャイ・コーエン(ベース)、オメル・アヴィタル(ベース)といった、イスラエル出身の偉大なベーシストの系譜に連なる、ギラッド・アブロ初のソロアルバム。ニタイ・ハーシュコヴィッツ(ピアノ、シンセサイザー)や、アミール・ブレスラー(ドラムス)、バターリング・トリオのリジョイサーなどが参加したイスラエル・オールスター的な参加メンバーは、これまで同郷のトップ・プレイヤーたちのバンドに多数参加し、イスラエルジャズの進化の中心にいた彼だからこそ出来たのだろう。多彩なゲストによって自在に変化するサウンドと、それを支えるベースプレイは、彼の適応力の非凡さを表現している。