チェリスト3人とドラマーを擁する特殊メタル楽団が5年ぶりとなる9枚目のアルバムを完成。今回は久しぶりにインスト曲のみで勝負しており、本来の持ち味を遺憾なく発揮した力作と言っていい。激情と悲哀のコントラストを極限まで突き詰めた音像は、映画のサントラの如き大仰なアレンジで聴く者を異世界に誘う。スリリングな緊張感が渦巻くなか、シンセやフルートを導入した奥深いアレンジも効果的だ。