限定店舗で販売した『横沢デモ』(2017年)とファースト・アルバム『ハイジ』(2018年)で注目を集めた一人多重録音シンガー・ソングライター、横沢俊一郎。バック・バンド〈レーザービームス〉と行っているライブも評判な彼は、雑誌「POPEYE」で取り上げられるなど、東京のシーンでいまもっとも注目を集める音楽家の一人と言っていい。

そんな横沢が、待望のセカンド・アルバム『絶対大丈夫』を4月29日(水)にリリースする。Mikikiは新作についてのインタビューを掲載する予定だが、今回はその序章として横沢が選んだ3つのプレイリストを特別にお届け。テーマはそれぞれ〈好きな歌詞〉〈好きなヴォーカリスト〉〈魂の10曲〉となっている。彼のコメントとともに、ユニークな選曲をぜひ楽しんでもらいたい。 *Mikiki編集部

横沢俊一郎 絶対大丈夫 P-VINE (2020)

 

好きな歌詞の12曲

大半がマジ歌と思しきものです。リバティーンズ“Can’t Stand Me Now”、斉藤由貴“誰のせいでもない”なんか特に露骨です。

加えて構成やべぇというのが、アークティック・モンキーズ“Cornerstone”、七尾旅人“5日前まで○○だった女の子と医師マニアの冒険前”、RCサクセション“トランジスタラジオ”、平野愛子“港が見える丘”です。これは解説したい。解説させてくれ。

SAKANA“遠くへ”は共感ソングです。人間関係全切りしたころによく聞いてました。

喜びも悲しみもすべて一瞬の中に閉じ込めた結果多幸感が爆発してる歌詞が好きなのですが、そういうものはなぜかSpotifyにアップされていない傾向にある気がします。「カードキャプターさくら」の劇中歌“ありがとう”と川本真琴“1/2”はそういう歌詞だと思います。

本当は小沢健二も入れたかったのですが大好きな歌詞の曲は全部Spotifyにありませんでした。