デイナ・スティーブンス(テナー・サックス/ウインド・シンセサイザー)、ベン・モンダー(ギター)、オデッド・ツール(テナー・サックス)など、参加メンバーの顔ぶれを見るだけでも期待は高まり、一聴すればその期待は確信へ変わる。アメリカのピアニストの作品だが、そこに漂うのはどこか北欧的な雰囲気。美しいピアノのフレーズ、空間的な深みのあるギターなど、内省的な精神性を感じさせるサウンドが展開されている。ピアノ/サックス/ギターの変則的なトリオによるタイトル曲では、反復するピアノのリズムに柔らかいトーンのサックスと、空間的な表現のギターが絡み合い、静かに、凄まじい演奏が繰り広げている。