〈東ロンドンのアフリカン〉と解釈できる表題の通り、サウンド的な揺り戻しを見せた前作『Raskit』に続いて自身がやってきたことの再証明を推進した7作目。Pマネーを従えて威嚇するように轟くグライム“God Knows”での幕開けから狙いは明白で、相性抜群なDダブルEに加えてフリスコも交えた“That's Too Much”、ゲッツとケイノを伴って不穏に這いずるプラチナム45製の“Eastside”、スモーク・ボーイズ流の闇に浸った“Act Like You Know”など、地下水を得た魚のように活力的な身のこなしに痺れる。一方でアーキテックスのガラージ・ヒット“Body Groove”をモダンなテンポでジャックした“Body Loose”、ディークライン製の2ステップ“You Don't Know”から滲む往年のフィーリングも新鮮に響いてきて最高です。