17年にサウンドガーデンの前座を務めるツアー中にクリス・コーネルが死去、翌年には過去の全作品をプロデュースしたケイトー・カンドゥワラがバイク事故で亡くなり、バンドは失意のどん底に落ちていた。そんななか、約5年ぶりとなるこの4作目からは先行シングルとなる表題曲が全米ロック・チャートの首位を獲得。その詞に〈私が死んだら墓石にこう書けばいい――“ロックンロールにより死亡”〉とある通り、テイラー・モムセンの歌声は決死の覚悟に満ちたド迫力ぶり。さらに“25”でのダークかつヘヴィーな歌唱にも背筋がゾクゾクさせられる。また、マット・キャメロン&キム・セイルのサウンドガーデン組やトム・モレロをゲストに迎えたナンバーもあり、全体を通して楽曲の良さが光る好盤だ。