マイク・パットンを擁する4人組が8年ぶりのアルバムを発表。それぞれが他のバンドを兼任する凄腕集団たちが時に真剣に時にユーモラスに格闘し合うアンサンブルは最高。パットンは鬼才と呼ぶに相応しい多彩な声色を放ち、ヘヴィーにメロウに表情を瞬時に切り替える曲調も〈らしさ〉満載。ロックのカテゴリー内で自由闊達に暴れ回る緊張感は心地良く、キャッチーなフレーズもてんこ盛り。さすがの出来映えだ。