ジャイルス・ピーターソンがプッシュしたことで知名度を上げたスキニー・ペレンベのセカンド・アルバム。色気漂うペレンベの歌声は蠱惑的で、そこに交わるサウンドも多面的な表情を見せてくれる。J・ディラ的なヒップホップが聴こえたかと思えば、ブルースやインダストリアルなどの要素も耳に飛び込んでくる。この定型に収まらない折衷性はとても魅力的だ。