プロ・ミュージシャン同士で組んだ手練れバンドのセカンド・アルバム。前作とは対照的にダークな幕開けとなった冒頭の“The 1st chapter”(ふんわり歌っているのにパワーがすごいKUMIのヴォーカル!)から、ニューウェイヴな音作りでオルタナティヴ・ロック感を全面に出した“Leap”、日本語詞の気高い響きと甘くサイケなサウンドが絶妙に溶け合う“容赦なく美しい朝”、日常のありがたみを見つめ直す歌やカラフルなオルガンが胸を打つ表題曲、ハード・ロック調の“No wrong answers”(締めは深沼元昭の豪快な速弾きギター!)まで、新機軸が満載だ。メロトロンを随所で使ったアレンジもおもしろい。