アッカルドからも絶大な評価を得ているイタリア出身の女流ピアニスト、サスキア・ジョルジーニのPentatoneレーベル第2弾となるリストのアルバム。前作の”詩的で宗教的な調べ”では美しき調べを聴かせてくれたが、今回は更に輝きが増している。“6つのコンソレーション”では1音、1音の響きが実に繊細で透明感に溢れている。その演奏は聴き手を安らぎの世界へと誘う。やはり第3番は聴きどころだ。一方でこれまでの曲とは対照的に激しさも入り混じりあう“3つのワルツ・プリス第3番”。力強いテクニックから始り、ジョルジーニの優れた才能を強く感じ取る事ができる。次なる新作を早々と待ちたい。