現代のSaravahと呼ばれる〈Le Saule〉の中心人物で、世界各地の様々な音楽要素が入り組み解け合ったアヴァン・シャンソンなアルバム『Chante De Recrutement』が日本でも大きな話題となったベルギー仏語圏のSSWアントワンヌ・ロワイエが、女性合唱隊メガロドン・マラデとローファイ・サイケ・トリオ、ベガイェールとの共演第2弾を完成。今回ブリュッセルの小学生と曲を作る等、彼らも音楽創作を童心に戻って愉しんでいるようなムードがある。ソロ同様の宅録感覚によるある種の抜けも心地よく親しみのある女声コーラスが入ったことでロワイエ作の中では最もとっつきやすい作品になっている。