砂原良徳とLEO今井による特別編成のMETAFIVEとして出演した2021年の〈フジロック〉。そのサポートを務めた白根賢一、永井聖一との新ユニットという経緯はあるが、そもそもが4者4様のニューウェイヴ感覚を提示してきた音楽家たちである。砂原のスクエアなテクノ・ロック“El hop”を皮切りに、今井の濃厚な電子ファンク“Moneyman”、白根の80sエレポップ“Japanalog”、肩の力の抜けたサイケ感が永井らしい“Stranger”など、この初作に並ぶのは血の通ったマシーン・ビートに得体の知れないエネルギーを投じた全10曲だ。スタイリッシュながらも妙に人間臭い、その匙加減が手練れならでは。