エスペランサのセッションメンバーとして『Esperanza』『Chamber Music Society』『Radio Music Society』の3作品に参加したアルゼンチン出身のピアニストによるピアノ・トリオ作品。冒頭の“Qom”での緊張感溢れるピアノからグッと引き込まれる。実力者たちによるアグレッシヴなインタープレイが堪能出来るが、中でも確かなテクニックに裏打ちされたレオ・ジェノヴェスのピアノが圧巻。流れるようなタッチで美麗なメロディーを奏でつつも超絶技巧を盛り込んだソロ・プレイに圧倒されます。